フランスの受入先の教授の見つけ方
こんにちは、サヨコです。
昨日は春分だったのに場所によっては雪が降るくらい、驚くほど寒かったですね。
さて、例のごとくフランスの大学修士2年の編入申請の結果待ち中なのですが、私がどうやって受入先を見つけたかお話しします。
履歴書と動機書を準備
当初は博士課程進学を希望していました。
フランスでの博士課程の学生は日本と違って、労働者として給料が払われます。
そのため博士契約 un Contrat Doctoral を結んで博士課程を開始します。
博士契約は、旧研究手当(allocation de recherche et de moniteur de l’enseignement supérieur)に代わる新制度であり、公法にもとづいた労働契約です。
給料の出所は大学だったり、学生自身の奨学金だったりと様々です。
つまり、博士課程の受入先を見つけるのは就活と近しく、履歴書 CV や動機書 une Lettre de Motivation を書いて教授に送るところから始まるわけです。
フランス大使館に相談
大学のフランス語教師の勧めで、まずフランス大使館に相談しに行きました。
経験上、フランスでいずれ関わるであろう公共機関にはいつ連絡を取っても早すぎることは無く(本当です)、彼らのアドバイスに従った上で動くのが一番です。
フランス大使館で留学情報を扱っているCampus Franceと呼ばれる機関があり、そこでは各個人の問題に対する解決策を一緒に考えてもらえます。
あらかじめ問題点を伝え共有し、直接会う前に策を考えてくれます。
私の場合、以下の3点を相談しました。
- 博士課程は英語とフランス語、それぞれどのくらいのレベルが必要?
- どうやって教授とコンタクトを取れば良い?
- というかまず興味のある大学見つけたら何したらいいの、、、?()
今思い返すと他にも留意するべきことはあったのですが、相談していた間は始終親切にお話ししてくれました。
まずは教授に博士課程に興味があることをメールで伝えてから、履歴書と動機書を送った方が、相手がビックリせずに済むかも、、、だそうです。
最初にメール、次にメール、そしてメール
研究室探しですが、私は希望分野のœnologie(日本語でワイン醸造学)をひたすらネットで検索して、研究室候補を挙げました。
次に、各研究室の論文を読んで研究内容を吟味し、候補を(気持ち少し)絞りました。
そして教授に直接メールです。
案の定人によって返事が遅かったり、来なかったり、英語だったり、フランス語だったり。
その後、私の履歴書と動機書を送り、かつ奨学金に申請する予定であることを伝え、何回かやり取りをして、最終的にボルドー大学・モンペリエ大学の教授から奨学金を取るという条件付きで受入の承諾をもらいました。
コネの無いスタートでしたので、根気強さが大切だと思いました!