フランス企業インターンシップ
こんにちは、サヨコです。
気付いたら梅雨明けしていました。
いよいよ平成最後の夏です。
さて実は2年前の2016年、フランスの化粧品会社で半年間、研究アシスタントとしてインターンシップをした経験があります。
研修内容をざっくり言うと(言える範囲で)、ある海藻の抽出液から化粧品に有用な活性を見つけ、その働きを最大限高められるような培養・抽出等の最適条件を検討すると言うものでした。
そんな過去の経験の備忘録として、
- フランスと日本のインターンシップの違い
- 私が研修の機会を得た経緯
- 研修前に日本で準備した方が良いもの
について書きたいと思います。
1. フランスと日本のインターンシップの違い
日本でインターンシップと言えば、企業が就活前に優秀な学生をマークしておきたい、学生が就活前に内内定的な保険を得たかったり就活の練習をしたかったり、といったイメージがあります(個人的見解)。
正直なところ、私の知り合いを見るとインターンシップをしたかしないかは就活においてそこまで重要なファクターでは無さそうでしたが、分野によっては違うのかもしれません。
フランスではインターンシップをstage スタージュと言います。
日本と違い、理系の修士号を取得するためには半年間のstageをする必要があります。
学生たちは企業などの研究所に履歴書や動機書を送って応募し、面接を受けて研修先を選びます。
このstageを通して、企業が学生を気に入ればそのまま就職できますし、そうでなくとも卒業後の就活では経歴に書ける材料になります。
研修生の待遇に関する法律ができるまでは、無賃労働をさせられたりとブラックな労働形態だったそうなのですが、今では研修生の保護のため2ヶ月より長い労働期間であれば企業が研修生に給料を払う義務が生じます。
2. 私が研修の機会を得た経緯
結論から言うと、当時フランス政府と日本政府の共同プログラムで募集がかかっていたのを発見し、その波に乗っかりました。
(残念ながら今は既に終わってしまっています!!)
このプログラムを知ったのは偶然に偶然を重ねたようなものでした。
フランス留学したいけど勉強はしたくないからインターンシップをしたいと友達にこぼす。
→その友達にヨーロッパハウスでEU連合のイベントがあるから、とりあえず行ってみようと誘われる。
→ヨーロッパ留学を経験しEU連合支部で研修をしている人たちが、学生たちに留学をするよう勧めるためプレゼンをし、フランス留学をしたという人を見つける。
→イベント終了後その人に声をかけてみる。
→上記のプログラムを知るが、アクセス出来るサイトが留学経験者向けのものだったので壁を感じる。
→例の人に、そんなんどうにでもなると背中を後押しされる。
→自分の研究分野にマッチする内容の研修を見つけ、応募する。
→私以外に日本人の応募者がいなかったので、面接無しでパスしてしまう。
→気付いたら本格的に研修しに行く流れになる。
人生何が起こるかわかりませんね!!(汗)
3. フランスで研修する前に
あちらで働くことになり、以下のものを用意してくれと企業から言われました。
- 銀行口座番号
- Carte Vitaleの番号(フランスの国民保険の番号)
- パスポート、ビザのコピー
- 住居証明、etc...
留学経験者なら理解していただけると思いますが、これらの準備がなかなか厄介なのです。
また、ビザのためにdirrecte 労働局の判子付きのConvention de Stage 労働契約書が必要になった記憶があります。
研修やビザの準備について、追々詳しくお話ししたいと思います!