アレ・モン・ココ

フランス・ボルドーでワイン醸造学を専攻する理系博士学生です。乳酸菌の研究をしています。https://note.com/cclemonde_345

留学1ヶ月半【学業編】勉強スタイル模索中

こんにちは、サヨコです。

ボルドーに到着して1ヶ月半経ちましたが、生活面だけで結構な文字数になったので今回は学業面をお話ししたいと思います。

 

 

 

一言で総括すると

ヤバい。

本当にヤバいです。

フランス語の壁がデカすぎる。

もう少し詳しくお話ししたいと思います。

 

 

 

知らない単語のオンパレード

授業はすべてフランス語で行われています。

当然ですが理系単語は普段の会話で滅多に使われないので、聞き覚えのない単語ばかりです。

(今の私はTCFでぎりぎりB2レベルを取得したレベルのフランス語能力です。)

加えてワイン醸造の分野ですので、例えば「ワイン用のブドウ」の「品種」、「添え木」など英語でも聞いたことのないものが多いので、日本で大腸菌細胞壁について研究していた知識が役に立つのは本当に純粋な微生物の話になったときだけです。

しかも日本にない概念の単語もあるので、日本語に訳せないけどニュアンスで理解しなければならないものがあったり、、、

まるで理系専門の語学学校に通っている気分です。

 

知らない単語が多いと何が大変か?

単語の意味を調べているうちにも授業は無慈悲に進みます。

気づいたときにはトピックが変わっています。

課題を正しく理解できていなかったこともあります(課題提出今日までだったの!?みたいな)。

それに授業後に復習したくても授業中に小テストがあるとそんなことできませんよね。

じゃあどう対策したらいいの?

今の自分の大きな課題の一つですが、フランスで博士課程を取得した日本人の知り合いには、

  1. テキストで小テストの対策ができるか先生に聞く。
  2. クラスメートにノートを見せてもらう。
  3. 講義を録音して家で復習する。
  4. 小テストの代わりに個人的に自宅課題を出してもらって、それを点数の評価の基準にできるか先生に交渉する。

とアドバイスを頂きました。

まだまだ課題は多いですが、少しずつ前進したいところです。

 

 

 

修士2年次編入の欠点

修士1年で学ぶ事を知らないので、授業の前提となる知識に乏しいです。

図書館で参考書を開けばすぐに解決する問題ですが、それでもあらかじめ知っているのと知らないのとで理解の度合いが違うのは言うまでもありません。

こればかりは時間をかけて学んでいく必要があります。

もうひたすら学んで学んで学ぶ毎日です。

 

 

 

この際積極的に醜態を晒していく

どうやってこれから1年間を過ごしていこうかと今週ずっと悩んでいましたが、日本人の友達と電話で話して、自分にキャパ以上の成果を期待をするから焦ったり切羽詰まったりするんだと気付かされました。

どうせ博士課程を含めて数年間一緒に研究するなら自分の最低ラインを見せつけた方が幾分か気が楽だし、変に出来る風に取り繕っても化けの皮はいつか剥がれますから。

なるようになる、マイペースに流れに身を任せてみようと思います。