2019年度からの学費大幅引き上げについて
こんにちは、サヨコです。
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、個人的に大問題なのでお話しします。
一昨日月曜日、フランス政府が学費引き上げについての発表をしました。
今まで留学生もフランス人と同じように、フランスの大学に正規入学した場合の学費は
学士 €170/年
修士 €243/年
博士 €380/年
だったのが、来年度から入学する非ヨーロッパ圏の外国人学生を対象に
学士 €2770/年
修士博士 €3770/年
に引き上げられるというのです。
約10倍です。
そもそも何でこんなことになったのかと言うと、世界中の外国人学生が選ぶ留学先国ランキングでフランスの順位が下がってしまったのが大きな要因の一つでした。
そこでもっと留学生を受け入れるために、大学の教育の質を高めよう、そのために学費を引き上げようと考えたところまでは別に良いんです。
個人的には非ヨーロッパ圏の学生限定というところが大きな問題だと思っています。
加えて引き上げ先を外国人のみに限定したために引き上げ額も半端じゃありません。
« Bienvenue en France » 「ようこそフランスへ」のためになぜ外国人学生のみを対象に学費を引き上げるのか?
全く理解できません。
(フランスと繋がりのある某教授によると、前々から話されていた話題だそうですが、私には全くもって寝耳に水です)
まだ全てのニュースを視聴したわけではないので、新しくお話しすることがあれば随時お伝えしたいと思います。
2019年1月3日 追記
昨年末ボルドー大学学長が、ボルドー大学は2019-2020年度入学時の学費の引き上げを施行しないと発表しました。
大学によって対応が異なるのかもしれません。