アレ・モン・ココ

フランス・ボルドーでワイン醸造学を専攻する理系大学院生です。乳酸菌の研究をしています。

ギックリ腰と学会と

こんにちは、サヨコです。

先週研究室での研修が終わり、修士号も取得してしばらくボルドーの夏を満喫し(とはいえたった1週間程度)、来週の月曜日に帰国する予定です。

せっかくの休みですし友達とwake(水上スキーのような遊び)をしに行こうという話で盛り上がり、その前に日本の家族や知人に渡すお土産の買い物を済ませたいと私服に着替えようとしたその瞬間、それは突然起こりました。

 

 

 

人生初のギックリ腰@フランス

グキッ、じゃないんですよ。

腰一面がピシーーーーーーーーーーッと音を鳴らしたような感覚で、一瞬にして激痛が走り思わず膝をつきました。

立てませんし、歩けません。

壁に手をつきながらなんとかベッドまで移動しても今度は寝るのが大変。

上半身が斜めになると腰が悲鳴をあげます。

起き上がるのも、加えてトイレに行くのも一苦労です。

もはやwakeどころではありません。

ギックリ腰ってフランス語でなんていうんだとか、家でできる治療法は無いのかとか、どうやら1日で治るものではないとか、ネットサーフィンすること1時間。

(ちなみにギックリ腰はフランス語で un tour de reins です。)

 

友達にギックリ腰になったと泣く泣くいうと、すぐにお医者さんに診てもらった方が良いと言われ、頑張ってその日の昼に診療所まで行くことに。

Ostéopathe 整体ではなく、Médecin généraliste 一般診療の予約を取りました。

お医者さんに Je me suis fait un tour de reins ce matin. 今朝ギックリ腰になりました。と伝えると苦笑されました。

(こちらとしては決して笑い事ではない)

そこでは以下の薬を処方されました。

  • Paracétamol / 1 g(鎮痛剤)
  • Tramadol / 50 mg(鎮炎症剤)
  • Diclofénac Diéthylamine(鎮炎症剤?湿布のような匂いのするジェルです)

Tramadolはとても強い薬なので運転は控えるよう言われました。

それもそのはず、私は vomissements 嘔吐、somnolence 眠気の副作用が出て気分も大変落ち込みました、、、

とはいえギックリ腰になって3日目の今は、だいぶマシになりました。

残念ながら明日に延長したwakeは恐らく参加できないと思いますが、せめて来週頭に予約した飛行機の便には耐えられるようになりたいです。

 

訂正

ギックリ腰はle lumbagoと言うようです。

先述の表現は古いものらしく、フランス人の友達に指摘されました。

 

 

 

学会OENO IVAS 2019に参加してきました

話は変わりますが、研修終わりの2週間前にOENO IVAS 2019というワイン関係の国際学会(ボルドー)に参加してきました。

(ギックリ腰前でよかった)

OENOとIVASはそれぞれ生物系、化学系メインの異なる学会ですが、今年は開催周期が重なったため同時に行われました。

 

isvv-events.com

 

所感としては、ガッカリの一言につきます、、、

(身近な関係者は日本語能力皆無なので正直に話します)

 

まず、会場が暑すぎました

日本でもニュースになったと思いますが、6月最終週は記録的な猛暑となりました。

最高気温が40度を超える日もあったにもかかわらず、会場となった部屋には冷房がありませんでした。

(フランスの建物で冷房がないところは珍しくありません。むしろ冷房ありの方が奇跡です。)

会場の視聴者は水を飲みながら紙等で扇いで暑さを凌いでいました。

 

そして微生物分野の研究発表の少なさ

全く無いことはないのですが、IVAS組の化学系チームの規模が大きいのでどうしても発表時間もそちらに優先的に割かれていました。

 

加えて学会としてのクオリティーが期待未満で物足りませんでした。

学会参加者全員の前で発表するプレゼンテーションは時間を守れていない発表者が多く、ただでさえ暑さで体力を消耗しているのに集中力が続くわけがありません。

また、ポスターセッションの時間が設けられていましたが、どのポスターの前にも誰もスタンバイしていませんでした。

ポスターセッションという名の休憩時間ですか?ディスカッションできませんね?

 

最後にgalaという懇親会ディナーが悲惨でした。

galaの会場に着いたのが19時半、会場内はもちろんサウナのように暑かったです。

窓を開けて扇風機を何台か設置していましたが、扇風機前を陣取る参加者がいたので空気の流れはブロックされ、部屋の内部の空気がどんどん温度上昇していったように思います。

そしてやっとディナーが開始した21時。

その時点で水もろくに手配されずにいた私はヘトヘトです。

前菜と主菜の間にプレゼン賞ポスター賞が発表されました。

これが今年一番にがっかりさせられました。

受賞したのはISVVの学生らだったのですが、どう考えても発表クオリティーは他国からいらっしゃった方が高いのです。

(学生の私が見てもわかるほど、と思ってくだされば十分です)

その学生らの指導教官たちはなるほど、司会進行役だったり食事手配係だったり学会主催者として重要な役割をされていた方々です。

科学的に面白かったからというより、そのお礼としての受賞でしょうか。

なんだこの出来レースは、と内心怒りで震えたのを鮮明に覚えています。

23時を少し回ってもデザートが出てこず、最後まで参加していては帰宅する交通手段がなくなると思い、途中で退出しました。

 

以上ネガティブな感想を述べましたが中にはもちろん面白い発表があり、ワイン関係の研究はいろんな国でされているんだなーと圧巻されたのがこの学会を通して得たものです。

 

 

 

何はともあれギックリ腰と早くおさらばしたーーーい!

【報告】博士課程進学が決定しました

こんにちは、サヨコです。

今週の天気予報は最高41度を叩き出すレベルのホットなサマーです。

溶ける。

そんで寮に冷房が無いので扇風機購入を検討してしまう。

熱々な夏の始まりにあやかりホットニュースをお伝えします。

 

やっと、

本当にやっと博士進学が決まりました!

この一年が無駄にならなくて良かったです、もう。

やっとこさスタートラインに立てたのかと思うと今までの苦労も報われます。

(たぶんこれからがかなり大変)

 

 

 

私の通っているボルドー大学ISVVの博士はÉcole doctorale Sciences de la Vie et de la Santé = ED SVS(日本でいう大学院?修士は属せずPhDのみ)に所属します。

 

ed-svs.u-bordeaux.fr

 

5月中に出願し、ちょうど先週が書類選考で6/21夜にメールで結果を知らされました。

運良くその前日に教授が研究資金を獲得したので、面接選考は受けずに進学が決定しました。

 

ここまでくると残りの人生にストックしていた運も使い切ったとしか言えない。

心の中でスキップルンルンしてるけど、後ろから刺されたりしないかな。

信じられなさすぎて現実味がまだありませんが、とりあえずは今年度の残りの研究をしっかりやり遂げようと思います。

 

 

あー信じられない。

研究発表が明々後日に迫ってきました(あと博士の話)

こんばんは、サヨコです。

大変間の空いた更新になりました。

気付いたらもう令和ですもんね。

もう日本も梅雨入りしたそうですしね。

ボルドーはまだ最低気温が10度少しなんですけどね。

なんならこの歳でおたふく風邪ひきましたからね!

 

という前置きはさておいて、修士の研究発表についてです。

 

 

 

Soutenance de Mémoire(修論発表?)

今年に入ってから始めたので、発表とはいえ修士論文(Mémoire)の編集時間を入れてたった5ヶ月程度の成果発表です。

日本の修論発表だと学部4年次を入れたケースで最長3年弱はかけている研究について話しますから、日本語で修論発表と言っても良いものなのか疑問ですが(研究の出来のレベルの話)、、、

修士2年次のインターンシップはまだ1ヶ月弱残っているものの、論文を無事提出し明々後日の発表(Soutenance)に向けて精神統一中です。

この論文と発表の出来が後期の成績となります(こわーい)。

15分発表の15分質疑応答です。

時間配分同じかーいってツッコミたい。

教授から発表の指導を受けたので、その中でもなるほど〜と思ったもの・ビックリしたものをピックアップします。

  • 話す相手はプロジェクターのスクリーンではなく人間だから、基本的に人間の方を向いて話そう。(ですよね)
  • ポインターより棒を使った方が体も動いてより注意を引ける思うから、個人的には棒が好きだけどポインターを持ってるならそっちを使っても構わないよ。(教授はお持ちでない!?)
  • 質疑に答えるためのスライドを用意するのが習慣になっているんだろうけど、質問した側としてはそのスライドを見せられると「自分の質問は大して面白いものではなかったんだな」って落ち込むから見せなくても大丈夫。(えーちょっとフランスの教授ってそんなにナイーブ!?)
  • 論理破綻してる質疑は相手が教授だろうとぶった切っていいから、学生でもそうする権利あるし、日本人だからって遠慮しちゃだめだよ。(待ってこれは勇気ではなく権利の問題ですか)

こういうようなこと、1つ目を除いて日本の大学で全く言われなかったことなのでかなり新鮮でした。

修士レベルの研究経験があるからなのか、研究指導より論文の書き方や発表の仕方をメインに教えてくれている感じがします。

 

 

 

話変わるけど進学の話

去年修士編入する前から教授と話していたことですが、今年度は博士進学を見越しての準備でした(学術的な面で)。

ところが博士進学が保障されていたかと聞かれると、そうではありません(それを知ったのは4ヶ月くらい前でかなりショックを受けました)。

一般的に外国人が博士課程からフランスの大学にコネ無しで進学するためには、博士課程の期間の生活費をカバーできる奨学金の取得が必須条件です。

私のようにフランスの大学の修士から博士に進学する場合、オプションは3つあります。

  1. 学生が最低3年間の奨学金を取得。
  2. 学生が博士課程の入試に合格する。
  3. 指導教員が研究資金を外部から得て、学生を選ぶ。

フランスでは博士課程は雇用とみなされ、学生に対し給料の支払いが発生します。

博士課程に進学するために要はその給料の出所を奨学金、大学、あるいは研究資金のどれかでまかなえられれば良いのです。

今の教授は私を博士課程で雇うことを前提にANR研究資金を申請し、1次審査で高評価を受けたらしく資金獲得は現実的だそうです(最終結果発表は7月初旬)。

また、とあるシャトーに研究内容が興味深いというので資金援助の話が出ているそうで、こちらも博士雇用あるいはポスドク雇用に回すようです。

最後に博士課程の入試ですが、成績表や論文など書類審査が6月下旬にあり、その後7月頭に面接があります。

入試については修論発表後に後ほど改めて書きたいと思います。

とにかく博士に進学できるかどうかは7月に明らかになるので、良い報告ができるように頑張ります(今までも頑張っているけど!)。

 

 

 

余談

なんと教授が私の博士課程進学のために、大学に対して推薦状を書いてくれたんです。

それだけだと感涙で終わる話なのですが、あろうことか教授はなぜか修士1年全員への連絡メールにそのレターを添付しました(すごいミス)。

後日教授になんであんなことしたんですかと聞くと、「いいじゃないか、これで君も有名人だよ。それに1ヶ月もすればみんな忘れるさ!」と答えになっていないお返事を頂きました。

(・言・)という顔を久しぶりにした気がします。

留学6ヶ月【私生活編】現状打破

こんばんは、サヨコです。

数週間前から寮の共用洗濯機のカード支払い機の調子が悪く、帰宅後の夜や週末に洗濯できないという苦行を強いられていました。

寮で一人暮らししていると、個人の洗濯機を持つってもうその時点でQOL高くないかと自問してしまいます。

 

 

さて前回の学業についての進捗報告に続き、今日は私生活について書きたいと思います。

 

 

 

「学校で友達できた?」

これ留学を開始して1ヶ月後くらいに教授に聞かれたことなんですが()、正直

「まあまあ」

です。

私の所属している理系コースには外国人がほとんどおらず、メインキャンパスと離れているので交換留学が盛んそうにも見えませんし、残念ながら外国人に理解のありそうな同級生があまりいません。

修士2年で編入した時点で既にクラスにグループができていたのも残念ポイントだったのかもしれません、、、汗

オープンな人ももちろんいますが、そんな人たち以外は外国に興味もありません。

日本と本当に似てます。

 

例をあげて説明すると、日本の場合「あいつ本当にジャイアンだよな」とか「飲みに行くなら白木屋より金蔵の方が安いしそっちにしようか」とか普通に話しますよね。

しかし、外国人は『ジャイアン』だとか『白木屋』とか『金蔵』とか知りません。

え、ジャイアンて誰?金蔵って何?という感覚になります。

つまり、現地人の間で暗黙の了解となっている当たり前が圧倒的にわからないのです。

時間をかけて現地人と付き合っていれば少しずつわかることなので、根気強く彼らと向き合っていきたいと思います。

フランスに限ったことではないと思いますが、現地人と距離を詰めるのって難しいですね!

 

 

 

習い事を始めました

ボルドーにはConservatoireという市民会館のような場所があり、ボルドー住民は無料でピアノスタジオを借りることができます(教授情報)。

というわけで、ピアノのレッスンを始めました!(暇つぶし)

leboncoinのサイトで見つけたレッスンを体験してみて、ピアノの先生と相性が良かったので続けたいと思います。

ちなみにleboncoin、かなり便利です(使ったことはないですが、フランス版メルカリと言えば良いのでしょうか)。

こうしたピアノのレッスンだけでなく、中古のオーブンから賃貸アパートまで何でも見つかります。

(時々◯◯ユーロで自分を使ってくれーーーーといった便利屋さん?も見つかります)

 

 

 

まとめると何もかも全部自分次第

当たり前ですが、海外にいると仕事(学業)も人間関係も生活環境も日本と勝手が違います

ストレスも結構たまります。

週末自宅に引きこもれば何も問題は起きないし楽ですが、逆にYouTubeや読書などでしか娯楽がなくストレス軽減には、、、あまりならないかな、、、(個人的に)

強制的に外出せねばと思いピアノを始めたんです、実は。

今年度は残り4ヶ月しか残っていませんが、ほどよく遠出して友達に会いに行ったり、周りの友達や先生に遠慮せず頼りまくったり、外国語だから無理かも、、、という壁を無視して自分から積極的に話したいと思います!

性格トランスフォーメーション100%は逆にストレスになるので、無理のない範囲で。

 

 

 

話題は変わりますが、昨晩イタリア人のグループと飲みにいったんです。

集合は22時ね!と言っておきながら22時半くらいにやっと全員が集合するのはもうさすが南ヨーロッパです。

日本じゃ考えられないよ〜〜〜!

留学6ヶ月弱【研究編】春の訪れ

こんばんは、サヨコです。

最近のボルドーは晴れが続き昼間は暖かく、春の訪れ(たぶんすっ飛ばして夏の到来)の気配を感じます。

天気予報を見ると今週は最高22℃、最低6℃の日があるようで、服装に気をつけないと風邪を引きそうです。

 

 

さて天気が春めいているボルドー修士2年として留学中ですが、インターンシップとして大学の研究室に所属し研究を始めて1ヶ月半経ちました。

今まで講義室で授業を受けていた前期と打って変わってやっと研究に取り組めるわけですが、私の学校生活も春めいてまいりました。

 

 

 

ボルドー大学ISVVの研究施設

ボルドー大学ISVVはワインに関係する専攻しか属しておらず、他の研究科のあるキャンパス(TalenceやVictoireなど)とは少し距離のある場所にあります。

それゆえ刑務所のような孤立感は拭えませんが、学業ボルドー大学)・産業(ワイン生産者)・企業(ワイン生産者を対象にする企業、例えばLallemandなど)がかなり密接に連携している場所でもあります。

 

そんなISVVですが、研究室(理系)の構え方は日本の大学と大きく異なります。

日本では各教授が「研究室」という名のテリトリーを持ち、その研究室ごとに教授室・学生室・実験室があります。

(特別な機械のある実験室や、研究の進捗報告などをするセミナー室は複数の研究室で共有します)

そして、各研究室に学部4年(大学によっては3年と4年)・修士1〜2年・博士1〜3年(・ポスドク)・助教が所属し、年中研究に励みます。

一方ISVVでは各教授の「研究室」なるテリトリーが存在せず、流石に教授室は存在するものの実験室は共用です(中学や高校の理科実験室のような大きな部屋を想像してください)。

また学生室には色んな教授の指導を受けている学生たちがいます。

例えば私の学生室にいる学生たちは、私以外みんな化学専門です。

そして教授が指導をするのは、インターンシップ(2ヶ月あるいは半年)を受けに来る学生と博士課程(最低3年)の学生、また滅多に見ませんがポスドクの人たちです。

ですので、教授が指導する学生の人数は日本より少ないです。

例を挙げると私の指導教員の教授は現在在籍学生?が私しかいません()

またISVVのユニークなところを挙げるとすれば、教授や学生だけではなく企業から派遣されている人たちや大学の技術員も、オフィスデスクの部屋が学生室と近かったり同じ実験室を使ったりするので、学生視点で彼らとの距離感が近いです。

 

 

 

研究室生活の様子

修士2年のインターンシップは半年が通例です。

研究プロジェクトを半年で終わらせるのは、スキルがある前提で研究方針もある程度決まっていないと少し辛いのではと思います。

実際、研究を始める前に研究プロジェクトの発表を教授陣の前で行ったのですが、これはおそらく研究方針を学生も考えやすくさせる狙いがあるのでしょう。

また、研究内容も半年かければ何かしら結果が出るだろうというものを選んでいそうです。

 

さて今私は乳酸菌の研究を行なっていて、すでに日本で3年間微生物系の研究をしていたこともあり今のところ大きなミスも無く順調です。

指導教官の教授は「結果が出てば何でもOK」で基本的に若干の放任主義な人なので、私の日本での教授の「朝10時に来れば何時に帰ってもOK」と放任主義な性格が良く似ていてかなりやりやすいです。

お互い信頼出来ているし、相性は良いです。

良かった。

学校生活にやっと春が訪れました、、、!

 

 

 

フランス(ISVV)の教育制度(理系修士課程)に対して個人的に思うこと

結論から言うと、日本の理系修士課程の方が研究者として断然教育されていると思います。

フランスでは修士1年に2ヶ月、2年に半年しか研究できず、トータル8ヶ月かけて研究室で学べるものは日本の学部4年の卒論と同レベルかそれ未満な印象を受けます。

以前パリで「フランスでは博士課程までやらないと研究者として働けない」と聞きましたが全くその通りだなと、、、

逆に言えば教授と相性が悪かっただとか、研究内容が肌に合わなかったとかいう理由で修士1年と2年で異なる研究室に所属するのが簡単なのは良いことなのかもしれませんね。

 

またISVVに限った話をするならば、ワイン醸造学の理系分野では発酵を行う微生物や、ワインの色や風味を支配する化合物、ブドウの果実の成分分析、ワインの温度調節を行うためのタンクの設計など多分野に渡るものを研究対象とします。

ISVVの修士課程には一学年30人程度しかおらず、その学生たちをさらに微生物、化学、植物学、化学工学などに分けて授業を行うには人数が少なすぎるという問題があります。

そのため全員を対象とした授業しか行うことが出来ず、専門的なことを深く学ぶことが難しいです。

 

ということもあり、微生物学の細かいところまで学べた・実験スキルを身につけられたという点では日本の修士を出て良かったと思います。

本音を言ってしまえば去年講義で学んだことが豆知識程度に使えれば良いな〜と願いつつ、今やっている研究から吸収できることを学習しまくろうと精を出しています。

講義より実験の方が性に合うようです(楽しい)。

 

 

 

私生活編も書いてしまいたかったけどまた後日にしたいと思います。

ところで上の階の人の叫ぶ声(多分誰かと喧嘩してヒステリー起こしてる系)が時々聞こえるんですが、良い撃退方法を募集しております。

シャワー浴びてる時にいきなり聞こえると結構ビビるんです(汗)

期末の結果発表と追試と博士がもしかして不可能説と

こんにちは、サヨコです。

最近のボルドーはずっと、それはもうずっと雨です。

冬だから普通に寒いし手がかじかみます。

 

 

さてここ1ヶ月色々あったので何から話せば良いのかわかりませんが、とりあえず書き殴ります。

 

 

 

期末の結果発表

1月末に期末の結果が発表されました。

結論から言うと正直あんまり良い成績ではありません。

修士1年次の授業をすっ飛ばして2年次に編入したわけだから、他の学生と比較すればワイン醸造学の基礎知識の欠如は仕方ないところですが。

語学のハンデも考慮してもあんまり納得のいく結果ではありませんでした。

そしてある学生は、ある科目の点数で20点満点中14点を取って大喜びしていました。

私は正直驚きです。

7割で喜べるの!?みたいな。

ちなみに私は1科目赤点を取り、追試を受けることに()

 

 

 

追試

というわけでつい今朝追試の口述試験(20分)を受けてきました。

クラスメートに復習を手伝ってもらい基礎はバッチリ、計算問題が出されてもそこそこできるはず、と勇気をもって部屋に入ったところ、先生2人と高校生くらいの学生(?)が座っています。

 

「んー難しいやつ選ぼうかなぁ、、、

じゃあ金属板を使った熱交換について説明して。どんな用途に使われるのかも説明して。今から10分あげるからその間にプレゼンの準備をして。残りの10分で話して。」

 

語学に自信は元から無いので黒板に絵を描いて説明を始めたところ、途中で遮って質問を飛ばしてきます。

「酒石酸沈殿対策として使われるって言ったけど、それって何度くらいの温度でやるの?」

「知ってる公式を述べて。」

「QとPの違いはわかる?」

「1カロリーって何?」

「1カロリーって何ジュール?」

諸々、、、

 

いくつかは無事答えられましたがその他は惨敗です。

ていうか授業で話してないことを聞くって何事!?

という出来でした。くっそ悔しい。

ちなみに答えをすぐ見つけられずにしどろもどろしているところまで、部屋にいた謎の少年にばっちり見られました。

恥です。

何故先生は彼を連れてきた?これじゃあ彼のお勉強にならないでしょう?

学生に恥をかかせるのが目的だったなら効果はバッチリでした。

私のプレゼンを質問で遮ってくれたおかげで言いたいことを全て言えたわけでもなく、先生方にはもれなく怒りしかこみあげてきません。

 

 

 

教授から突然のお告げ

先月とある日、教授に少し時間ある?と聞かれ何事かと思いきや、

 

「実は今の時点でまだ博士課程のための資金(主に学生に払う給料分)を集められていないんだ。

政府機関ととある企業とそれぞれプロジェクトを申請しているところだけど、政府機関からの結果は7月末、企業からは交渉次第。

君の方でも奨学金を探せるかい?」

 

は?

 

え、、、はい?

 

一体何のご冗談なんだか!

それを聞かされた日の夜は「2年前と話が違うじゃないか!」と泣き寝入りしましたが、落ち込んでも現状は変わらないので教授に改めて話を聞きに行き、フランス人の知り合いに片っ端からアドバイスを求めました(という行動に至るまでは結構辛かったです)。

 

教授曰く、フランスでは今が博士課程のための資金を集める時期なのだそうです。

学生にとってストレスでしかないのは理解してくれているようで、企業にも積極的に当たると言ってくれました。

(内心もっと探して!と叫びました)

一方私ができることは奨学金を探すか、博士課程の入試にパスするか、他の博士課程のオファーに応募するかです。

日本の奨学金は本庄国際奨学金のみがまだ応募可能ですが、あの狭き門(理系文系含めて毎年5人くらい)をパスできるとは思えないので、入試をパスするか他のオファーを探すのがまだ現実的なような、、、

というわけで、他の博士課程のオファーの情報は知り合い経由で収集中です。

入試に関しては1次の書類審査で修士2年の成績が見られるようなので、正直ご臨終が近いです。

 

年明け早々意気消沈させてくれるような展開ばかりで良い気分ではありませんが、もう少しもがいてみようと思います。

明けましておめでとうございます【2019】

こんばんは、サヨコです。

とうとう明けましたね!とうとうめでたく2019年です。

日本にいる知り合いにはメールを送ることもなく「去年もお世話になりました、今年もよろしくお願いします」と心の中で呟きました。

たぶん届きませんけどね、テレパシーありませんから。

あと元号が変わるのは2019年5月でしたっけ、次は一体なんでしょうか??

 

 

さて来週の月曜日からやっと(本当にやっと)研究室生活が始まります。

東京では修論にかまけて実験さぼっていたので、約1年ぶりでしょうか。

楽しみです。

それまでつかの間の冬休みを過ごしているわけですが、フランスの大学(院)の冬休みの過ごし方と私が訪ねた街についてお話ししたいと思います。

 

 

 

ボルドー大学ISVV修士2年次の冬休み

フランスの大学の修士2年は1年間の後半半年間インターンシップという形で、企業または大学の研究室で実験をして過ごします。

最後にレポート、プレゼンテーションを経て晴れて卒業になります。

日本の大学院と異なりフランスでは決まった就活時期はないものの、このインターンシップ先に就職するパターンがあるようです。

大半は履歴書に書く内容を増やすためという目的で行います。

さて私の所属しているボルドー大学では、インターンシップ前に研究概要についてレポート(タイトル、目次、図、参考文献一覧を除き10ページ以内)を提出し、研究計画についてプレゼンします。

冬休みの間インターンシップの指導教諭(企業の場合は直属の上司)とメールのやり取りをし、レポートを進めます。

そのため学生と先生にとってはこのレポートが冬休みの宿題になります。

修士にもなって「冬休みの宿題」をやるんだ!と正直驚きました。

 

 

同大学修士1年次の冬休み

後輩からちらっと聞いた話なので残念ながら詳細は知らないのですが、修士1年は休み明けに秋学期の試験が待ち受けています。

休み前にも試験があったようで、本当に残酷、、、

 

 

羽を伸ばしてまいりましたプロヴァンス地方

今年のクリスマスはプロヴァンス地方に実家を持つフランス人の友達と、その人の家族と一緒に過ごしました(ありがとうございます)。

フランスのクリスマスは、日本の正月のように家族で過ごす大きなイベントです。

(逆に年越しは友達と一緒に過ごすイベントです。)

一週間弱お邪魔させていただいたのですが、車で色々な場所に連れて行ってもらいました(マジでありがとう)!

プロヴァンス地方は冬だったにもかかわらず昼間はとても暖かかったです。

建物の雰囲気が独特でしたし、大変満足です。

 

まずは小さいけどショッピングが充実しているAix-en-Provence

f:id:SAYOKO:20190104061748j:plain

マルシェ・ド・ノエルがとっても素敵でした。

f:id:SAYOKO:20190104061806j:plain

人のダミーが街のあちこちにありました。何故なんでしょうかね?

 

続きましてCassis

マルセイユに近く建物の雰囲気や海の景色などはそれを彷彿とさせますが、雰囲気は高級リゾートのようでした。

幸せ。

f:id:SAYOKO:20190104062448j:plain

f:id:SAYOKO:20190104062453j:plain

湾に沿ってレストランやカフェが並んでいました。海鮮料理が美味しかったです。

 

クリスマスは家で過ごしました。

おしゃべりに夢中でワインの写真しか撮っていません、、、

f:id:SAYOKO:20190104062501j:plain

Provence地方はロゼワインで有名です。

 

クリスマスで胃袋が満たされた翌日は運動を兼ね、街を離れてGorges du Verdonへ。

f:id:SAYOKO:20190104062506j:plain

景色が大変美しかったです。夏は人がたくさんいるそうです。ラッキーだったのかな?

f:id:SAYOKO:20190104062508j:plain

わかりますかね、水が透明で綺麗なんです!

 

そしてMarseilleに行ってまいりました。

フランスの大都市の1つとして知られているだけあってとても大きな街でした。

ボルドーの知り合いには休暇前に「マルセイユは建物は綺麗だけど、人はあんまりよくないし治安も悪いから気をつけた方が良いよ」と言われましたが、正直そこまで治安の悪さを感じませんでした。

友達の案内で比較的危なくない地区を歩いていたからでしょうかね。

建物の窓についている戸が他都市と異なった造りになっていると友達は言っていましたが、その人も私も建築は門外漢なのであまりピンとは来ませんでした、、、

f:id:SAYOKO:20190104062512j:plain

ボートの多さに圧巻されました。

f:id:SAYOKO:20190104063620j:plain

なんと街の愛らしいこと!

 

友達不在のモンペリエ

普段モンペリエにいる友達が年末はオランダにいることをすっかり忘れ、ひとり旅となりました。

旧市街は歩いて移動できる広さなので、一日中歩いて観光しました。

正直友達に用事がなければ1日で済んでしまう規模でした、、、

f:id:SAYOKO:20190104070047j:plain

f:id:SAYOKO:20190104070055j:plain

ザ・観光客

 

進撃の巨人のモデル?、カルカソンヌ

1人旅行を続けていざCarcassonneへ。

実は以前Toulouseに留学していた間近場なのに行き損ねた場所でした。

(地元民が地元の観光名所にあまり行かないアレです)

Carcassonne歴史的城塞都市としてユネスコに登録され、一年中観光客が絶えません(特にスペイン人)。

有名なカスレ料理を頂き、目もお腹も大変満足です。

そこでとある日本人にお会いしたのですが、彼曰くCarcassonneはマンガ進撃の巨人」のモデルとなった場所らしく予想外な発見です。

f:id:SAYOKO:20190104070100j:plain

f:id:SAYOKO:20190104070104j:plain

夜景が圧巻で何も言えませんでした、、、

 

年越しはMontaubanの友達宅で

旅行で南仏をあちこち移動し、年越しはMontaubanというToulouseから少しだけ離れた所にある友達の家で過ごしました。

ワインを専門としているクラスメートとその友達が集まり、その日のワインはもちろんのこと料理も美味しくいただきました。

f:id:SAYOKO:20190104070106j:plain

f:id:SAYOKO:20190104070112j:plain

f:id:SAYOKO:20190104070125j:plain

アペリティプ(食前酒)からペースが速かったです。記憶を飛ばしそうになりました。

 

豆:フランス国内の移動・宿泊手

フランスだけに限った手段ではありませんが、民間のもので便利なツールが色々あります。

ただフランス語や英語を要するものが多いです。

 

《交通手段》

  • SNCFのCarte Jeune : 12-27歳限定で前もっていくらか払う必要がありますが、1年間留学する交換留学生に向いていると思います。
  • BlaBlaCar : 出発地と行き先が同じ運転手と乗客とで、車での移動をシェアするものです。例えばAさんがXからYに行きたい、そして同時にBさんがXからYへ車で行くものの空席があるので誰かを載せたい場合、BlaBlaCarを通じてAさんがBさんへ連絡を取ればAさんはBさんの車で一緒にXからYまで移動できます。支払いはYにちゃんと到着した後なので安心ですね。
  • Uber : 民間タクシーです。ちょっとした移動だけど荷物が多かったり、バスが通ってなかったり不便な時に活躍します。知ってて損は無いはず。
  • easyJet : イギリスの航空会社です。前もって予約すれば飛行機で安く移動できます。

 

《宿泊手段》

  • Airbnb : 民泊です。日本でも有名なのではないでしょうか?女の子が1人で泊まるときは宿選びを十分に考えましょう(経験談)。
  • Booking.com : このサイトからも民泊先を見つけることができます。
  • 知り合いの家 : 大丈夫です。フランス人は人を招くのが大好きです。

 

 

 

写真をたくさん投稿した今年初ブログとなりました。

とりあえず昨日Sephoraで化粧品を爆買いした幸せに浸りつつ、レポートをこつこつ進めます。

次回はすでに始まっているであろう研究室生活について報告できたらと思います。

 

ではみなさん良いお年を!