【コロナ2020】PCR検査をしました
こんにちは、サヨコです。
先週ボルドーに到着してからずっと快晴です。
気持ち良い天気でも窓を開けると蚊が入ってくるので、ここ一週間は寝起きの20分間しか空気を入れ替えません。
アウトなんだろうな、衛生的に。
ちょうど一週間前にボルドーに戻ってから体調に異常はありませんが、日本の感染者いじめの空気を引きずっているせいかモヤモヤしながらラボに行っています。
如何せん空港で検査していないし、大学からもラボに行く前に検査しといてねという指示も無し、研究契約の都合でフランスに到着した翌々日から出向いてしまっていましたが、流石に苦い顔をする人がちらほらと。
わかりますよ、わかります、私もなんでラボに来ちゃってんだ?という感じでした。
自主的に毎日体温を測ってずっと平熱なのを確認していますが、無症状ということもあり得ます。
周りのラボメイトや教授たちを安心させるためにも陰性結果を示した方が良いかもと判断しPCR検査をしようと決めました。
そしてついに一昨日の9月4日に行ってきました、PCR検査。
手慣れた人に検体を採取してもらったおかげか、思ったより痛くなかったです。
インフルの検査と同じくらいか、それよりマシかな?くらいでした。(※絶対個人差有)
検査を受けるまでが思ったより大変だったので、検査を受けるまでの流れをお話ししたいと思います。
検体採取場はどこ?
PCR検査を受けようと思ったら、日本では症状が出ていて濃厚接触の可能性も確認してから検査を申し込むという流れになっていますが、フランスでは誰でも検査できるような体制を整えていてとてもアクセスしやすいです。
国民保険Sécurité Socialeに加入していれば無料ですし、アポ無しでも検査できます。
ボルドーを含むNouvelle-Aquitaine地方では検査できる場所の一覧がサイトに案内されています。
www.nouvelle-aquitaine.ars.sante.fr
フランス人の友達にQuinconces広場でアポなしで検査できるよと教えてもらったので、サイトで8:30〜12:30に空いていることを確認し行ってきました。
朝8:30少し前に着いたのですが、既に長蛇の列が。
最後尾に着くなり、列を管理していた人にこう言われてしまいました。
「今日の受付はもう終わったよ。朝6時に来ないと。」
(え、、、マ、、、?)
ビックリですよね。
あのフランス人が朝早くから並ぶんだ!?みたいな。
アポなしで行くのは無謀かもしれないと思い、一旦ラボに着いてから大学近くの検査場に電話をしてみました。
「ごめんなさいね、手術を受ける人とか緊急性を伴う人たちしかアポの対象にしていないの。外国から来た学生さんなの?空港で検査受けられなかったの?、、、そうなの、それはごめんなさい。でもここでアポは取れない。Quincoinces広場とSaint-Projet広場ならアポなしで検査できるよ。」
(ダメだーーー検査までが遠いーーー)
Saint-Projet広場だと16〜20時に検体採取すると教えてもらいました。
(あーーー今からでも行けちゃうーーー今からまた行くのかクソ〜〜〜)
どうして私は今日ラボに来てしまったんだろう。気力的にこれがラストチャンスだ。
尽きそうな気力を振り絞り、14時にSaint-Projet広場に行きました。
すると、またもや既にそこそこの人の列が。
結果並び続けて検体採取することができました。
金曜午後、炎天下、2時間以上待機確定、ペットボトル一本の心許ない水分、全て組み合わせるとこれはもはやディズニーランドなのでは?と思わざるを得ない状態でした。
ちなみに並んで待っている間に検体採取場のテントを見ると何やら張り紙が。
「マスクをしましょう。暑い時は水を持参するのを忘れないで。国民保険番号をちゃんと把握しておいてください。」
「16〜20時にやります。1日150人。」
(あ、150人、、、)
検体採取開始前で既に本当に本当に多くの人が並びます。
検体採取開始直前に整理番号の書かれた用紙が配られますが、私は94番目でした。
開始2時間前から並んだのに。
並び待ち続けること約4時間40分後の18時40分、検体採取が終わりました。
本当に長いこと待ちました。
並び続けるテクニックを習得したのか、個人の椅子を持参している人がいました。
検査に何が必要?
今回の検査で必要だったのは、
- フランス国民保険Sécurité Socialeの番号
- フランスのケータイの電話番号
- ペン
- 長時間待つためのアイテム
の3つでした。
⑴ 検査費用を国民保険でまかなうため、この番号を控えておきます。
まだ国民保険に申し込んでいない方はごめんなさい、どうしたら良いかわかりません。
親切な方、気が向いたらコメントで教えてください。
⑵ 検査結果をSMSで知らせるため必要です。
⑶ 検体採取が始まる前に用紙が配られて、名前、国民保険番号、住所、電話番号や症状の有無等を書きます。(この用紙に整理番号が書かれています。)
筆記用具は配られないので持参するのが無難ですが、列に並んでいる他の人に借りるという手もあります。
⑷ 9月といえど昼下がりは太陽がかんかんに照りつけるので、暑いです。
冷たい飲み物は絶対に持っていた方が良いです。
あと私一人しか使っている人はいませんでしたが、正直日傘を持って行って良かったと思いました。
ちなみに日焼け止めもちゃんと塗っておけば良かった〜〜と後悔しています。
加えて強いて言えば、地面に敷くための要らない紙ですか。
長時間待つのに疲れて地べたに座りたくなりますが、人通りの多い町の中心部でしたし服が汚れるのが嫌だったのでずっと立っていました、、、。
フランスのサイトには指定のpdfデータに情報を記入して持参するように書かれていましたが、実際は必要ありませんでした。
一応念のためリンクだけ貼ります。
https://solidarites-sante.gouv.fr/IMG/pdf/formulaire_patient_labo_covid_v1.0.pdf
検査結果は?
検体を採取して2日目の今日もまだSMSで結果を受け取っていません。
土日だから仕方ないのでしょうか。
怖いです。ヒョエエエエエエエ
追記(2020年9月11日)
ついに来ました、SMSが。
Vos résultats d'analyses du 07/09/20 sont disponibles 7 jours sur Internet (mesanalyses.fr - LBM BIOFFICE). Votre identifiant: 7xxxCxxxx7LBxxx7
結果陰性でした!
指定されたホームページから結果をpdfでダウンロードできました。
まずアカウントを作り、
SMSで送られた個人番号を入力するとpdfダウンロードのページが出てきます。
検体採取してから1週間かかりましたが、何はともあれこれで一安心です。