【コロナ2020】フランス・研究者ビザの申請
こんにちは、サヨコです。
梅雨が明けてからお天道様の機嫌が良すぎます。
晴れた天気が続くかと思いきや時たまゲリラ雷雨を降らせるのは、まるで夏休みを本気でエンジョイしている小学生が別の遊びをしたいと駄々を捏ねているようです。
落ち着け。
さてバカンス日和と言っても良いくらい晴々とした本日、フランス大使館でビザ申請をして参りました。
今月末に出発する目処がついたので(ビザが早くできれば)、今回はビザ申請についてお話ししたいと思います。
今回の渡仏目的は博士課程ですので、研究者ビザを申請しました。
大まかな流れ
今年からフランスビザ申請の形式が変わり、大使館に書類を持って行って申請する前にビザの公式ホームページで必要項目を登録する必要があります。
The official website for visa application to France
日本語に対応していないので、英語かフランス語(もしくは他言語)を選択します。
アカウントを登録し情報を記入し終えてフォームを完成させると、必要な書類の一覧の記載されたPDFデータをダウンロードできるので、それを確認したら大使館のビザ申請の予約を取って書類の原本とコピーを持参します。
まとめると、
1) フランス-ビザ公式ホームページでビザ申請書フォームを記入し登録する
↓
2) 必要書類を確認し揃える
↓
3) フランス大使館のビザ申請の予約を取る
↓
4) 予約日に必要書類の原本とコピーを持って大使館へ行く
↓
5) 窓口で申請
という流れになります。
必要書類
研究者ビザの申請のために用意したものは以下の通りです。
- ビザ申請書 Formulaire de demande daté et signé
- 証明写真 Photographie d'identité
- ビザ申請書データが登録されたバーコードが記載された紙 Récépissé France-Visas
- パスポート Un document de voyage
- 受け入れ協定書 Convention d'accueil
- 修士課程以上の学位証明書 Diplôme au moins équivalent au master
- レターパック(赤)
- 手続き料99ユーロ(現金)
① まずビザ申請書ですが、これはビザ公式ホームページで情報を登録し終えたときにダウンロードするPDFの書類です。
記入例は後述しますが、このPDFデータにある最後の2ページがRécépissé France-Visasです。
全て印刷して持参しましょう。
ビザ申請書の最後のページにサインをする欄があるので、サインをした日付、場所、名前(パスポートと同じもの)を書きます。
② 大使館のビザセクション内にある証明写真機はテープで閉鎖されて使えないようになっていました。
あらかじめ自分で用意しましょう。
以前の形式ですと背景が白色に指定されていましたが、今回は背景が水色の写真でも問題なく提出できました。
証明写真は35×45mmで、ビザ申請書の1ページ目の右上に貼ります。
③ Récépissé France-Visasは先述した通り公式ホームページからダウンロードしたPDFの、バーコードの記載されているページです。
④ パスポートは滞在期間よりも3ヶ月以上長く有効なものを用意します。
写真のあるページのコピーを持参しましょう。
⑤ 受け入れ協定書は原本をフランスから送ってもらいます。
(私の協定書は3日前に届きました。危ない。)
自分がサインするところがありますので、あらかじめサインします。
受け入れ協定書は領事館でサインする欄があるので、原本を提出しました。
後日レターパックでパスポートと一緒に返送してくれるそうです。
不安ならスキャンデータを保存しておくか、コピーを取っておきましょう。
⑥ フランスの学位証明書はコピーを提出しましたが、日本のものは原本を提出しました。
フランスのものは1度しか発行できませんが、日本のものは何度も発行できるからだそうです。
⑦ ビザ公式ホームページや大使館のホームページで必要かどうか言及されていないものの、申請最後にレターパックを持っているか聞かれました。
留学生ブログでレターパックを用意せず近くの郵便局まで買いに行く羽目になったと言っている方がいたので、本ブログでは必要書類としてカウントしています。
フランス大使館ホームページでビザの受領は郵送のみとされていました。
ワーキングホリデービザ - La France au Japon
赤のレターパックを忘れずに持っていきましょう。(2020/8/16)
ビザ申請書の記入例
ビザ公式ホームページ上での申請書の記入例をPDFにまとめました(下リンクから見れるはず)。
あくまで一個人の2020年8月現在の記入例ですので、こんな感じもあるんだな〜程度に思ってください。
記入内容が気持ち多いので頑張りましょう。
今回発見したこと
申請日が近づくと、大使館から確認メールが届きます。
予約時間の10分前より前には到着しないようにと言われました。
でも遅刻すると受け付けないとも書いてあったので、やはり早めに到着してしまいました。
予約時間の15分前にビザセクションの受付に行ってみましたが、入館できました()
ゲートを通ったらそのまま名前を呼ばれるまで待ちます。
他の申請者が3〜4人程度しかいなかったので相当人数を絞ったように思います。
窓口も2つだけでした。
新型コロナの感染防止のため筆記用具も自分のものを持参するようにともメールで指示されましたが、最後に申請確認のサインをするのに使ったので皆さんも忘れずに自分のボールペンを持っていきましょう。
申請時の混み具合によるのかもしれませんが、9時30分に申請予約していて9時36分に申請が終わって大使館を出ました。
あと、飲み物は持参できるみたいです。
どのくらいの日数かかった?
私と同時に申請していた方がそう質問したのか、隣から「2週間程度ですかね〜」と聞こえたので余裕を持ってそのくらいかかるのかなと推測しています。
14日に申請していつパスポートが返却されたか、後日追記したいと思います。
追記(2020/8/26)
今朝9時過ぎに大使館ビザセクションから電話がきました。
書類に不備があったので急遽大使館まで来て欲しいということで、午前中に行ってきました。
受入協定書に漢字でサインを書いて欲しいとのこと。
ここでまたなんで!?と思ったら、パスポートと同じ様式でないと本人確認できないのでダメなんだそうです。
申請しに行って書類確認するときに確認してくれよおおおおお!と思わずにはいられませんでした。
審査は終わって許可は降りていると言っていましたが、パスポートが無事返却されてフライトに間に合うんでしょうか、、、???
追記2(2020/8/27)
28日朝のフライトを予約していたので今日中にビザを受け取りたいのに、昨晩レターパックの問い合わせ番号が登録されなかった郵便局の追跡ページ、、、。
先日大使館からの電話で着信履歴に残った番号にかけてみるも、全く電話に出ないという徹底ぶり。
大使館で直接受け取ることができないと大使館からメールで返信されてしまったので、郵便局で直接受け取るしか!と思い立ち郵便局に問い合わせるも、まだ例の番号で郵便を受けていないとのこと。
15時過ぎまで粘りましたが、全く追跡サービスでヒットしないので大使館がまだ郵送していないんだろうなと諦めました。
航空会社に迷惑をかけましたが、何とかフライトを数日後に変更することができました。
そして本日夕方過ぎにふと郵便局の追跡サービスで調べてみるとなんと情報がヒット。
大使館の郵便物が集荷されるのって銀座郵便局だったんだ!!!!
というか本当に何なんだ大使館のビザセクション、28日出発するって伝えたじゃん。
わかりましたって言ってたじゃん。
書類確認した時に不備を指摘してくれなかったから余計な時間かかっちゃったじゃん。
昨日サインし直しに行った時ゴメンの一言もなかったじゃん。
クソじゃんSAKKI湧いちゃうよ?SATSUIの源泉だよ???
今回は色々な関係者に迷惑をかけてしまいました、、、
とにかく明日にはビザが自宅に届くことでしょう、、、
追記3(2020/8/28)
やっと。
やっっっっっっっっっっと届きました、ビザが。
有効期間があちらに到着予定だった今日からになってます、悲しいです。
有効期間が90日後の2020年11月26日までになってますが大丈夫なんでしょうか、、、と思い赤い枠で囲まれた英数字を検索すると、ちゃんと大使館で申請したpasseport talentでした。
安心です。
ようやくもうすぐ出発です。
博士研究がまだ始まっていないのにすでに結構な疲労感です。