学校登録の書類、指導教員の教授の懐の大きさ
こんばんは、サヨコです。
日本にいた頃は余裕があればベースを弾いたり本を読んだりしていたんですが、フランスに着いてからというもの余裕があれば寝ます。
22時台でも寝ます。
言語とか図書館アルバイトとか、慣れるまでの辛抱です。
さて、バイトついでに学生証を手に入れ、晴れてボルドー大学ISVVの修士2年次の学生になることができました!(わーい!)
今回は学校の登録に必要だった書類と、近況報告も合わせてお話ししたいと思います。
(住居探しに進展が、、、!?)
学校の登録に必要だった書類
学校の登録に必要だと提示された書類は以下の7種類でした。
- Dossier d’Inscription
- Attestation d’Assurance Responsabilité Civile
- Extrait d’acte de naissance traduit en français
- Photo d’identité récente
- Autorisation d’utilisation des données personnelles et de la photographie
- Règlement couvrant les droits de scolarité
- Justificatif de paiement de la contribution vie étudiante et campus
順番に1つずつ説明します(それぞれの番号に対応しています)。
⑴学校からメールの添付データとして送られたもので、主に名前や住所、家族構成などの個人情報を書くものです。
家族のそれぞれの職業をカテゴリーでチェックする Catégorie Socioprofessionnelle の欄があったのですが、正直よくわからなったので適当にチェックしました、、、
私の家族はあまり仕事の話をしたがらないのを言い訳にしておきます。
⑵担当者によると、普段の生活でのアクシデントに対応する保険であれば、日本の会社がやっている海外留学保険でもオッケーだそうです。
ただフランスでのやり取りだし、後で何かしら書類が必要になったときに正しい書類を間違いなく用意してくれるだろう(言語ミスは間違いなく日本語を挟まない方がマシ)と思い、フランスのLMDE(La Mutuelle Des Étudiants)のESSENTIELLEメニューを申し込みました。
大学の登録にAttestationが必要でしたが、フランス政府奨学金の手続きのためにFactureも用意する必要がありました。
⑶戸籍の大使館認定の法定翻訳かあるいは在仏日本大使館の翻訳による出生届か、アポスティーユが必要かどうかは必ず確認しましょう。
この書類に限った話ではありませんが、確認せずに間違った準備をするリスクが減るし、渡仏後に家族にお願いする手間が省けます。
⑷日本で撮った証明写真をスキャンしました。
サイズはビザ申請用のものと同じです。
⑸ただサインするだけです。
⑹まずこの6番以外の6つの書類をメールで送付し、学校側で確認が取れた後に学費が請求されます。
この時、学校の担当者だけでなくCampus France(以下CF)のエージェントにもメールを同時送信したので、奨学金から学費が出される旨をCFのエージェントが学校の担当者に伝えてくれました。
したがって、私は6番の書類を提出せず登録を完了しました。
⑺今年から始まった制度で、省略してCVECと呼ばれます。
MesServicesのサイトに登録し、情報を入力して支払います。
渡仏前に日本の住所を入力して、フランスのクレジットカードから支払うことが出来ました。
支払い後メールで送られる、支払い証明のPDFデータを学校に送ります。
提出期限が9月17日までなので実はまだ期限内なのですが、フランスに着いてからはどこで書類をスキャンできるのかわからず不安でした。
そこで日本でできる準備は全部しておこうと思い、出発前に全ての書類を用意しメールで送りました。
不安要素は少しでも減らした方がストレスフリーですから!
【近況報告①】指導教員になる予定の教授に挨拶しました。
お互い初対面でしたので、反応がほとんどぎこちなかったかもしれません、、、
ただ、1時間強かけて建物の案内や研究員の紹介、住居の相談まで色々お話しできました。
総じて第一印象めっちゃ優しそう!!!!!!!
でもこれって外面だけなのかな、身内には厳しいのかな、、、!!!!
と思い、図書館アルバイトの上司に「教授って優しいよねぇ〜」と話を振ってみたところ、『本当よね!教授はいつだってとても優しいわ。時々ここへ来て話しに来るのよ。』と予想以上の好反応が。
関係者にも評判が良さそうだと思うと安心です。
会ったこともない外国人の学生を受け入れている時点でかなり優しい人であるのはわかってるんです、一応。
【近況報告②】図書館アルバイトはフランス語を鍛える場になりそう。
教授から斡旋されたアルバイトですが、週5日で昼の1時間、図書館の受付をします。
普段の受付の人がお昼休憩している間の代打です。
本の貸し出しや整理が主なお仕事ですが、新学期が始まる今の時期はコピーのやり方だったりパソコンの付け方だったり、細々としたことを質問されることが度々あります。
正直働き始めたばっかで知らねーよ!フランス語そんなに早く話すな!日本語でもそんな早くしゃべんないわ!
と心の中でそっと呟きながら、「悪いけど私よくわからんから、同僚が帰ってきたら確認するね!」とかわします。
このアルバイトが斡旋された経緯ですが、前の学生が先学期に卒業したので募集をかけたものの、全く応募が来ない中たまたま話を聞いた教授が「じゃあ今度日本から来る学生に聞いてみるよ!丁度良いんじゃない!?」と言い、私に話が舞い込んできたそうです。
自分、こういうの(ピッタリな形容詞が見つからない)を呼び込む運は強いです。
【近況報告③】住居が見つからない問題から住居どれを選ぼう問題へ
住居は私生活の基盤として大事だと思います。
勉強や仕事のパフォーマンスは、それ以外の時間の充実度に依存すると信じている人間です。
ただ、住居が決まっていないのって予想以上のストレスです。
今だってホテル暮らしだし、どうせ後で移動すると思うとガーーって荷物全部広げて落ち着く、なんてできないですしね(広げてますが)。
さて、今ついに2つの住居候補の間で迷っているわけですが、住居問題のベクトルが変わるに至った今までの流れを時系列順にまとめます。
(渡仏前)CF「すまん、CROUS(大学寮)にもう空きがないようだ。仮の家(今のホテル)は1ヶ月抑えておけるよ!」
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学校から1時間少しかかるアパートホテルに滞在(←現状)
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教授「今の時期は学生が多く移動してきた時期で空きは少ないだろうし、その上あったとしても高い物件が多いはずだ。経済的に過ごしたいのなら、年末までcolocation(ルームシェア)をして、アパートに引っ越すのも一つの手段だ。colocationやアパートの情報は掲示板やほかのキャンパスの学食で張り紙が出ているはずだ。」
バイトの同僚「もしcolocation先を探すなら、ケータイの電話番号を書いた紙を掲示板に貼ったらどうかしら。」
CF「学生寮アパートを見つけた。電気代や水道代、インターネット料金を含めて月に590ユーロだ。11月1日からになるので、それまでは同じアパートホテルに滞在できる。」
Airbnbで民泊したホスト「民泊した部屋と同じ条件(狭い、キッチンとトイレは共用)で、11月21日から空きがあるわ。月に550ユーロよ。」
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候補を絞る前に自分の中で条件をまとめる。
- 一人で勉強に集中したいからルームシェアは最終手段。
- 学校との移動は40分以内が理想。
- 平日夜や週末、気軽に外出したいから街の中がいい(学校の校舎のまわりは本当に何もなさすぎて、車が無いと生活が不便そう)。
- 家賃は奨学金で生活をやりくりできる範囲で。
- 家具付き。
- 相応の値段を払うなら、キッチンやバスルームは個人のものが良い。
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CFの提案は候補に入れたが、民泊先の提案は無しの方向に。
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友達の友達「街の中心部にあるstudioに今住んでいるのだけど、引っ越すから11月からなら空くわ。屋根裏部屋で40㎡なんだけど、天井が1.8m以上あるのはそのうちの25㎡。家賃は月540ユーロで、水道代、電気代、インターネット料金は含まれていないよ。」
学校「校舎から徒歩20分弱のところのアパートホテルに空きを見つけた。電気代等を含めて月に480ユーロだ。」
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(今ココ!)
学校の提案は登下校距離を考えると超理想だけど、周りにスーパーマーケットしか無いうえ、教授の話によると土日はまじで何も無いらしいので、わざわざ連絡してくれてありがたいけどNo。
友達の友達が引っ越す予定のStudioは興味があるので、近いうちに見学しに行って、このstudioとCFの提案したところを比較して最終決定する(CFが指定した期限までには)。
これが今に至る経緯です。
とりあえず周りの人たちが優しい(泣)
昨日メールをくれた学校の人だって、学生生活支援課じゃなくて書類管理の人ですからね!
なんで他の仕事してる人がと疑問に思ったら、何でも教授が声をかけてくれたようで(、、、教授ぅ!!!)
兎にも角にも奨学金で毎月767ユーロ貰える中で、月590ユーロの物件を候補に入れているわけですが、当初はこれじゃ生活できないんじゃないかと思いました。
しかし、CafだけでなくCFからも家賃補助を頂けるようで、経済的にゆとりを持てる展望が開けました(補助金については実際に貰ってから説明します)。
しかもアルバイトやスタージュである程度もらえますから、お金の心配はあまりする必要がなさそうです。
とか言って最後にどんでん返しがあったりして、、、
さあさあやっと到着しました
こんばんは、サヨコです。
昨晩(深夜過ぎ)にボルドーに到着しました。
フランス時間の挨拶でブログを書きたいと思います。
長旅や時差ボケで日本語が崩壊するかもしれませんが、今日1日を振り返るのと同時にまずcampus france(以下CF)が予約してくれたエールフランスの便についての感想も。
忘れたく無いので。
遊ばせてくれない航空便のチョイス、そして出発時刻が遅延する安定のフランスの航空会社
私は理系学生のフランス政府給費留学生として派遣されるので、フランスのCFのエージェントが航空便を予約してくれました。
奨学金の手続きの書類の中に航空便の希望を書くものがあり、出発日程や出発空港の指定ができます。
ダメ元で羽田と書いたところ、まさかの羽田からパリまでの直行便が支給されたので書いてみるもんだなあという感じです。
ただ、パリ・ボルドー間の便の乗り換えが若干博打臭を醸していました。
いかんせんパリ到着と出発の間の時間が1.5時間という短さ。
1本目が遅れたらどうするの?と思ったのと同時に、パリで足を伸ばさせる気が皆無なのがヒシヒシと伝わります。
パリはシャルルドゴール空港で、入国のスタンプをもらってから隣のターミナルへの移動だったので、乗り換えが間に合うか不安でしたが杞憂でした。
ボルドー行きの便が1時間遅延したので。
パリの空港で待っている間、思ったより館内が寒くて風邪を引きそうでした(強い冷房のせいで体感温度が15℃でした)。
とにかく遅延については流石フランスとしか言えませんね。
結局住居は引き続き探しております。
CFがプライベートの寮で1ヶ月間契約して、取り急ぎ仮の住居は確保できました(ホテルっぽいところ)。
もともとCROUS(フランスの学生寮)の契約を来週月曜からにする予定だったので、それまではAirbnbで民泊しています。
仮の下宿(Airbnb)から仮の下宿(ホテル)への引っ越しです。
荷物の移動を想像するだけで疲れます、、、
図書館のアルバイトは来週の月曜日からですが、授業がさらにその2週間後なので、授業でバタバタする前に何とか住居を見つけたいところです。
契約の類はすぐ行動が吉
今日は金曜ということもあって、平日しか空いていないところも行くことが出来ました。
時系列で今日を振り返ります。
シャワーを浴びる(昨晩は疲労で化粧すら落とさず寝てしまいました、、、)。
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宿の近くのスーパーで食料確保。もちろん宿の冷蔵庫でキープ。
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近くのコピー専門店で、パスポートの個人情報が記載されているページ・フランス入国のスタンプのあるページ・ビザのページを白黒コピー。
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OFIIのレターと上記3枚のコピーをボルドーのOFII宛に普通郵便で送る。
(ここが一番不安なのです、、、20g以下の封筒使ったけど重量超えてないか、普通郵便だからちゃんと郵送されるのか、、、対して速達は安心をお金で買っているような感じですよね。)
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Gare Saint Jean のTravaux で奨学金を受け取る(現金)。
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外貨の両替もできるようなので、日本で貯めたバイト代を全額両替。
(一部羽田で両替した(133円/ユーロ)のと比べると、はるかにレートが悪くてびっくり(149円/ユーロ))
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トゥールーズで開設してあったLCL銀行の口座に預金。
ついでにボルドーの住所に変更しようとレター(CFがここの宿を1ヶ月間契約しましたよっていうのを学生と確認する内容)を見せたところ、ホテルじゃダメと一蹴される。
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Gare Saint JeanでTBMの1年パスを購入。
(TBMはTransports Bordeaux Métropole の略で、ボルドーの交通機関の総称です。1ヶ月間だけのパスも買えます。このパスで、ボルドーのバスやトラムは使い放題です。メトロは無いんですよね。)
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トラムでSainte Catherine まで移動し、freeでSIMカードの契約をする。
(丁度新学期が始まる時期ということで、通話・SMS無制限、ネット25GBの約20ユーロの/月のプランが、1年間限定で約9ユーロ/月まで割引されていました!)
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近くに店がたくさんあったので、ウィンドウショッピングのついでに昼ごはんを食べる。
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宿に戻って書類整理。
(フランスはレターが大好きな国なので、こまめに整理しないとすぐカオスになります。私の場合は。)
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ボルドー市内のCPAMへ行き、住所などの個人情報の更新をする。
トゥールーズでインターンシップをするときに、銀行口座開設やSécurité Sociale 加入を予め済ませていたので諸々の手続きはそこまで複雑にならずに終わりました。
住居を除けば幸先の良いスタートでしょうか。
今回は文字の色などの編集は省略します。
住居をちゃんと確保できてメンタル的に余裕が出来たら、見やすいように書きたいと思いますw
家が見つからない
大変ご無沙汰になりました、サヨコです。
気付いたら後1週間程で出発なんですねえ!(他人事)
8月に入ってから友達とのグッバイ会(ただの飲み会)やら、夏休みシーズンでたくさん駆り出されたバイトやらで、ブログを更新する気力が残っていませんでした。
せめて、せめて出発前に、、、!
と思いブログを書いている今に至ります。
先月までにビザや奨学金の手続き等、出来る範囲で準備を進めていました。
8月に入ってからはLMDE 学生相互保険を申し込んだり、学校の登録に必要なCVECの支払いをしたりしました。(後日詳しく書きたいと思います!)
Accueil - CVEC, Contribution Vie Étudiante et de Campus
ここまでは順調だったんです。
全て滞りなく進んでいたんです。
先週フランスのCampus Franceの方から、とあるメールをいただきました。
(BGF受給者はCampus Franceのエージェントにフランス滞在をサポートしてもらえるのです。)
「CROUS(学生寮)から部屋に空きがないという連絡がきた。
したがってCROUSで住居を確保することは出来なかったが、プライベートの寮で1ヶ月間契約を結ぶことはできる。
その間学生側でも住居を探して欲しい。
Campus France側でも探し続けるが、もし学生側が先に住居を見つけたら報告してくれ。」
、、、え?、、、は?
出発直前に何言っちゃってんの?
と頭が一瞬白くなりましたが、やるやる詐欺はフランスの十八番ですから。
気持ち焦るだけで住居が見つかるならいくらでも焦りますけど、現状変わりませんしね。
もう腹をくくる以外にできることはありません。
スヌーピーの名言「配られたカードで勝負するっきゃないのさ、それがどうゆう意味であれ。」を胸に刻んで行動するのみです。
はははははもう誰か助けてくださーい(泣)
ビザ申請してきました!
2020年8月に再度ビザ申請をしました。
こんにちは、サヨコです。
YouTubeでJ-WAVEのHELLO WORLDを見ているんですが、面白いですね。
第3者のリスナーも楽しめるトークって本当に才能です。
昨日学生ビザを申請してきたのですが、行く前に知っておけば良かったーということがいくつかありました。
フランス政府給費留学生は予約なしで申請できる、、、?
通常フランスに滞在するためのビザを申請するためには、フランス大使館のホームページから申請予約を取る必要があります。
Campus Franceのホームページによると、交換留学生・フランス政府給費留学生の場合は毎週水曜日の10時30分〜11時45分、予約なしでも学生ビザの申請が可能です。
これが落とし穴でした。
10時半過ぎに大使館に到着すると、すでに屋外にビザ申請者の列ができているじゃないですか。
炎天下の中、学生と思しき人たちが汗を流しながら待っていました。
(帽子や日傘、タオル、飲み物など暑さ対策はホントに、マジで必須です!!!)
その後12時過ぎになって、やっとビザセクションのゲートで荷物点検を終えて屋内に入ることができました。
※予約を取っていた人は、警備員の案内に従って優先的にビザセクションに入っていました!
そこから窓口に呼ばれるまで待つことさらに1時間弱、愛想のないお姉さんに書類をチェックして頂いて、無事申請を終えました。
今回予約を取ろうとしたら、7月に空きが無く8月になってしまうので昨日強行しましたが、予約できるならした方が良いです。ホントに。
長期ビザ申請書の書き方
大使館のホームページから申請書のpdfデータがダウンロードできます。
日本語訳付のデータもあったので、載せます↓
基本的に、大使館のホームページにある必須書類リストやFAQに従って記入すれば大丈夫なようです。
ここで、あらかじめ知っておきたいことがいくつか、、、(他ブログで言及されていることは割愛します)
5. 出生地:都道府県だけでなく、市区町村まで記入します。
21. 職業:学生でもなく正社員でもないので、chômage 無職と書きました(恥)。
22. 職場:無職なので記入しませんでした。
25. フランス滞在中の住所:他学生も言われていたのが聞こえたのですが、寮の名前、友人宅なら友人名まで書き直されます。
私は到着して数日民泊して、それから寮に移る予定なので(Campus Franceがちゃんと働いてくれれば)、民泊先の住所とホストの名前、連絡先を書きました。
財政証明書
フランス政府給費留学生は、奨学生である証明書だけ提出します。
が、もし親御さんに援助を頼む場合は以下の書類を提出する必要があります。
第三者が保証人となる場合:保証書(どのような立場で保証人となるのかを明記したもの。日付、身分証明書と同じ署名が必要)および保証人の経済証明書(申請日より 1 カ月以内に発行された銀行残高証明書など)、保証人のサインがされた身分証明書のコピー。
以前学生の研修ビザを申請した時は、保証書(リンク貼ります)、親の銀行残高証明書(英語)、親のパスポートのコピーを提出しました。
ある学生さんは保証書を用意していなかったので、保証書などをメールで再提出するよう指示されていました。
ビザ申請料金
フランス政府給費留学生は支払いが免除されます(なんて素敵なんじゃ)。
通常日本円で支払うので、円ユーロの為替レートによって額が変動します。
以下のページで支払い金額が更新されるので、参考にして見てください。
最後に
指紋を採って、写真を撮っておしまいです。
ちなみに、私はフランス大使館へ行くのにバスを使いました。
光林寺前という停留所が最寄りなんですが、大使館まで徒歩3分もかかりません。
新橋駅や品川駅、新宿駅からアクセスできるので、あまり知られていませんがとても便利なのでオススメです。
午後6時には全員退勤するフランス人
こんにちは、サヨコです。
一昨日セッションしにベース担いで、重さ・暑さでヒーヒー言ってました。
レンタル楽器使いやがったギタリストに殺気が湧きました。
さて、以前の記事でフランス企業のインターンシップについて少し言及しましたが、今日はフランス企業で働く(あくまで研修生として)のが、具体的にどんな雰囲気なのかをお話しします。
Pierre Fabre ピエール・ファーブル
まず私が研修した会社、Pierre Fabreの紹介をしたいと思います。
日本でPierre Fabreの名前はあまり聞かないかもしれませんが、Avene アヴェンヌという彼らの化粧品ブランドの一つは有名でしょう。
Pierre Fabreは、"DE LA SANTÉ À LA BEAUTÉ(健康から美しさまで)"をモットーとして掲げており、Aveneをはじめ化粧品や医療品を展開し、開発のための基礎研究から商品生産まで行っています。
Pierre Fabreでのインターンシップのお仕事
私はToulouseにあるR&D研究所で、研究アシスタントとして研修しました。
基本的には直属の上司と2人で研究にあたります(上司も個人の研究テーマを持っているので、実験は自分が担当)。
実験計画や実験装置の使い方(知らないマシーンもあったので)から、社内活動、他の支社での仕事についてまで、たくさん教えていただきました。
開始当時は日本に興味のあった上司の意向でとりあえず「海藻を使ってなんかしたいね!」という方針だけ決まっており、具体的な研究テーマは決まっていませんでした。
海藻の種類や抽出方法、化粧品に有用な活性の同定を最初の1ヶ月半ひたすらやり、具体的な研究テーマを決めました。
その後、活性を高めるための条件検討や活性物質の解明を3ヶ月くらいかけて研究し、残りの1ヶ月半程度を論文作成に当てました。
半年間勤めた後振り返って思うのは、Pierre Fabreではとにかく効率よく、スイッチのオンオフをしっかり、見切りを早くつけるスタイルが重視されていました。
例えば、上司から提案される実験の量が半端じゃなく多いんです。
最初の頃は自分のキャパを広げようと頑張りましたが、どう足掻いても影分身はできないし、時間を引き延ばすことはできないし、コーヒータイムは強制参加だし(後述)、どう工夫しても限界はあります。
そこである日、いつもより1時間早く出勤して、その日にやりたいと思った実験を全部片付けようとしました。
しかし昼ごはんの時間を削って実験に費やしても、終わりが見えません。
見かねた同チームのメンバーが、「(私の計画ノートを見て)今日そんなにやってんの!?!?もう十分だよ、私も手伝うから早く帰ろう!!仕事量は少なく、効率的にミスなくやるのが一番成果が出るのよ!!」と言って最後まで手伝ってくれました。
この時、仕事をたくさんやれば良いと言う訳ではない、逆にメンバーに迷惑をかけるし、自分の集中力が切れてミスしたら水の泡だと悟りました。
仕事をたくさん振ってくる上司のお陰で自分の仕事量の限界を知り、その中で成果をあげるため優先順位を正しくつけ、その日の仕事を選ぶことを学んだインターンシップでした。
話が少し逸れましたが、Pierre Fabreは世界から研修生を雇っているようで、研修生ライフについての動画を見つけました。
Life in Pierre Fabre by the international students
午後6時には退勤してしまうフランス人!?
職場の雰囲気についてですが、基本的にユルかったです。
私の一日の流れを大まかに説明すると、
9:00 / 出勤(私の場合家から職場まで20分程度)
↓
9:00-9:20 / 同研究チームのメンバーと朝のコーヒーを飲んでおしゃべり
(ほぼ毎日の確率で上司が遅刻・ここでのコミュニケーションがチームメンバーと仲良くなるチャンス)
↓
9:20-9:30 / 上司とその日の実験について確認
(過去のフィードバックのため)
↓
9:30-12:30 / 研究室で実験
↓
12:30-13:30 / 昼ごはん(とにかくおしゃべり)
↓
13:30-14:00 / 昼ごはん後、午後一のコーヒーを飲んで他の研究チームや所属チームのメンバーとおしゃべり
(食堂で仲良くなった人とは今でも連絡をとっています)
↓
14:00-14:15 / 歯磨きや午後の実験の準備
↓
14:15-17:00 / 研究室で実験
↓
17:00- / 実験ノートに結果をまとめる
↓
終わり次第退勤
とにかくなぜ?と思うほど皆コーヒーを飲みます。
(昼食後のコーヒータイムの様子・食堂の横のカフェエリアにて)
そういう文化のお陰か、研究所でも各フロアにカフェスペースが点在していました。
余談ですが、曜日によって社員の雰囲気がわかりやすいくらい変わるんです。
(月)よーし気合い入れて働くかあ!
(火)やっぱコーヒーだよね。うん。
(水)今日乗り越えれば一週間の半分、、、そして週末、、、!
(木)明日は金曜日だ、、、金曜日、、、そして週末、、、!!
(金)よっしゃあ明日週末!!!今日は早めに帰るわあ!!(16時頃から退勤する人がちらほら)
金曜にフランス人宛に仕事のメールをしたら返事がこないなんてジョークがありますが、あんな大企業の社員ですらこんな感じですからもはやホッコリします。
この文章を書きながら、自分が研修した場所はフランスの中でもスーパーホワイトだったんじゃなかろうかと改めて思いました。
フランス企業インターンシップ
こんにちは、サヨコです。
気付いたら梅雨明けしていました。
いよいよ平成最後の夏です。
さて実は2年前の2016年、フランスの化粧品会社で半年間、研究アシスタントとしてインターンシップをした経験があります。
研修内容をざっくり言うと(言える範囲で)、ある海藻の抽出液から化粧品に有用な活性を見つけ、その働きを最大限高められるような培養・抽出等の最適条件を検討すると言うものでした。
そんな過去の経験の備忘録として、
- フランスと日本のインターンシップの違い
- 私が研修の機会を得た経緯
- 研修前に日本で準備した方が良いもの
について書きたいと思います。
1. フランスと日本のインターンシップの違い
日本でインターンシップと言えば、企業が就活前に優秀な学生をマークしておきたい、学生が就活前に内内定的な保険を得たかったり就活の練習をしたかったり、といったイメージがあります(個人的見解)。
正直なところ、私の知り合いを見るとインターンシップをしたかしないかは就活においてそこまで重要なファクターでは無さそうでしたが、分野によっては違うのかもしれません。
フランスではインターンシップをstage スタージュと言います。
日本と違い、理系の修士号を取得するためには半年間のstageをする必要があります。
学生たちは企業などの研究所に履歴書や動機書を送って応募し、面接を受けて研修先を選びます。
このstageを通して、企業が学生を気に入ればそのまま就職できますし、そうでなくとも卒業後の就活では経歴に書ける材料になります。
研修生の待遇に関する法律ができるまでは、無賃労働をさせられたりとブラックな労働形態だったそうなのですが、今では研修生の保護のため2ヶ月より長い労働期間であれば企業が研修生に給料を払う義務が生じます。
2. 私が研修の機会を得た経緯
結論から言うと、当時フランス政府と日本政府の共同プログラムで募集がかかっていたのを発見し、その波に乗っかりました。
(残念ながら今は既に終わってしまっています!!)
このプログラムを知ったのは偶然に偶然を重ねたようなものでした。
フランス留学したいけど勉強はしたくないからインターンシップをしたいと友達にこぼす。
→その友達にヨーロッパハウスでEU連合のイベントがあるから、とりあえず行ってみようと誘われる。
→ヨーロッパ留学を経験しEU連合支部で研修をしている人たちが、学生たちに留学をするよう勧めるためプレゼンをし、フランス留学をしたという人を見つける。
→イベント終了後その人に声をかけてみる。
→上記のプログラムを知るが、アクセス出来るサイトが留学経験者向けのものだったので壁を感じる。
→例の人に、そんなんどうにでもなると背中を後押しされる。
→自分の研究分野にマッチする内容の研修を見つけ、応募する。
→私以外に日本人の応募者がいなかったので、面接無しでパスしてしまう。
→気付いたら本格的に研修しに行く流れになる。
人生何が起こるかわかりませんね!!(汗)
3. フランスで研修する前に
あちらで働くことになり、以下のものを用意してくれと企業から言われました。
- 銀行口座番号
- Carte Vitaleの番号(フランスの国民保険の番号)
- パスポート、ビザのコピー
- 住居証明、etc...
留学経験者なら理解していただけると思いますが、これらの準備がなかなか厄介なのです。
また、ビザのためにdirrecte 労働局の判子付きのConvention de Stage 労働契約書が必要になった記憶があります。
研修やビザの準備について、追々詳しくお話ししたいと思います!
やっとビザ準備の開始です!
こんにちは、サヨコです。
今日は梅雨の時期に珍しく快晴です。
暑いです。
飼い犬も私もグッタリです。
洗濯したバスタオルは既にパリッパリです。
さて、先日ボルドー大学の正式な受入通知を受け取り、改めてCampus Franceに当校に留学したいと申請してから、Campus Franceのページが更新されました!
この審査が終わり、やっとビザ申請の第一段階をクリアしたようです。
また、大学から日付とサイン付きの受入状を頂けたので、大使館に送付し、奨学金の(願わくば)最後の申請を終えることが出来ました。
これからビザ申請のための書類一式を揃え、大使館に出向き、パスポートを渡して申し立てをします。
奨学金で支給される航空券の日程を見てビザの有効期間を決めたいので、緊張せずゆっくり作業に取りかかれそうです。
とりあえず良かった、、、
〜〜〜追記〜〜〜
先ほどフランス大使館のホームページを見ましたが、フランス政府給費留学生制度の新年度(2019-2020年度)の募集が始まるようです!
ざっと目を通すと、博士課程の学生を対象に支給されるものの条件がかなーり良くなっているような印象です。
博士課程の一部をフランスに滞在し研究指導を受ける学生向けの給費です。フランスの大学への登録が必須となります。博士課程向け給費(理系)の給費期間は最長18カ月です。この給費には以下の2種があります。
- 博士(通常型):博士論文の準備のためにフランスに3~18カ月滞在する学生向けの給費です。滞在期間中、博士課程向け滞在費全額(月額1060ユーロ)が支給されます。
- 博士(交互滞在型):フランスと日本で交互に滞在をしながら博士論文の準備をする学生向けの給費です。日仏共同指導(コチュテル)を対象としていますが、共同指導ではない場合でも応募が可能です。連続して最長3年間、年に1度1~6カ月間の滞在に対して博士課程向け滞在費全額(月額1060ユーロ)が支給されます。
この博士課程向け給費は、公・民問わずフランスあるいは日本のパートナー機関との共同給費とすることが可能です(「共同給費」の要項を参照のこと)。同等レベルの候補者がいた場合、共同給費が優遇されることがあります。
博士課程向け給費では上記滞在費のほかに以下の特典があります。
- フランス滞在中の社会保険給費
- 日本-フランス間の往復航空券(エコノミークラス相当)。実習型の場合は初年度のみ
- 高等教育・研究・イノベーション省が管轄する高等教育機関の年間登録料最大5000ユーロの免除、あるいは一部負担(滞在期間が1年度分に満たない場合、免除額はフランスにおける滞在期間に準ずる)。そのほかに発生する学費などは対象外となることがあります。不明な点がある場合は、応募前に在日フランス大使館(下記「お問い合わせ先」参照)にお問い合わせください。
- 700ユーロの学習・研究手当て。勉強や研究に必要になる費用(書籍や文房具等の購入、研究旅行費用など)のための給付。3カ月以上滞在する学生に対して支給
- 学生寮への優先的入寮
- キャンパスフランスのEtudes en France登録料およびビザ申請費免除
なんですかね、かなり悔しいですww
思わず草が生えてしまうくらいのやるせなさは感じておりますw